以前、定期メンテナンスでは「何をするのか」「その必要性について」をお話したと思いますが今回は、”どのくらいの頻度で通えば良いのか”について解説していきます！

歯科医院によって行うメンテナンスはお口の状態によって通院の頻度が変わってきますが、理想は3ヶ月に1度ほどのペースです。
しっかりと口腔内を清潔な状態で保てている人や、過去の治療箇所が少ない人は3ヶ月～6ヶ月に1度のペースでも大丈夫なことがあります。

それぞれの口腔内に合わせたメンテナンス周期を解説していきます！（あくまでも目安です）

〇歯周病と言われた方
1～2ヶ月に1度

歯周病と言われた方やそのリスクが高い方は歯科医師、歯科衛生士が決めた間隔でクリーニングを受けましょう。歯周病は全身の健康にも関わってくるので予防のため1～3ヶ月が一般的です。

〇虫歯ができやすい方
1～2ヶ月に1度

虫歯ができやすいと言われたり、よく歯が痛むという方は1〜2ヶ月に1回のクリーニングをおすすめします。クリーニングと同時に虫歯のチェックもしてもらえるので安心です。歯科医師、歯科衛生士がお口の中を診せて頂き、回数間隔を決めます。

〇歯の着色が気になる方
2～3ヶ月に1度

コーヒーやお茶、赤ワインなど、着色しやすいものをよく口にする方は2〜3ヶ月に1回クリーニングを受けると良いでしょう。ただこの場合は治療目的のクリーニングではないので、保険が効かないため注意が必要です。

〇歯石がつきやすいと言われた方
２~3ヶ月に1度

毎日のブラッシングが充分でなかったり、唾液の自浄作用が低かったり、砂糖を沢山摂取していると、お口の中の元々住んでいる細菌がネバネバした物質を作り出し、歯の表面にくっつきます。これをプラーク（歯垢）と言い、粘着性が強いです。これは取り除かないと硬くなり、歯石という物質に変化して歯の表面に強固に付着します。そうすると細菌が増殖する口腔内になってしまいます。
歯石は普段の歯磨きでは落とせないためクリーニングでの専門道具で落とす必要があります。

〇セルフケアがしっかりとできている方
3～6ヵ月に1度

自宅でのセルフケアがしっかりできていて、虫歯などもなければ3〜6ヶ月に1回のクリーニングで十分です。ただ、以前治療した場所があり、インプラント治療をしている人工のかぶせ物が入っている方はもう少し短い期間でクリーニングを受けることをおすすめします。


また、保険内のクリーニングだと30分～45分のクリーニング時間が目安です。