子どもが歯をぶつけたらどうする?
子どもが前歯をぶつけた時の対処法
①出血の確認
口の中で歯茎から血が出ている場合は、まず出血を止めることが重要です。清潔なガーゼやタオルで軽く押さえて止血してください。
②歯が欠けていないか確認
歯が欠けていないか確認しましょう。大きく歯が欠けて歯の中から出血がある場合、神経までダメージがある可能性があります。少し欠けているぐらいなら研磨やプラスチック(レジン)を詰める処置で済む場合があります。歯が大きく欠けて歯の中から出血し、神経が露出している場合は、神経の治療が必要になります。
③歯が動揺してないか確認
歯が動揺してないか確認してください。目で見てかなり歯の動揺が大きく、揺れが大きい場合は脱臼や亜脱臼、歯の破折の可能性があるので、できるだけ早く歯科医院に行って下さい。動揺があまり見られない場合は、そのまま経過観察で済むこともあります。
④歯が抜けてしまった場合
歯が完全に抜けてしまった場合、水道水などでは洗わないようにしてください。歯が抜けた後に元に戻すためには歯の周りについている歯根膜というものが大事になります。歯が抜けた後、歯牙保存液や牛乳につけて1時間以内であれば歯根膜のダメージが少ないため、再植できる可能性が高くなります。1時間以上経過すると、歯根膜細胞のダメージが大きくなり再植困難となります。
歯が抜けた場合は、牛乳か保存液につけて歯科医院を受診してください。
口の中で歯茎から血が出ている場合は、まず出血を止めることが重要です。清潔なガーゼやタオルで軽く押さえて止血してください。
②歯が欠けていないか確認
歯が欠けていないか確認しましょう。大きく歯が欠けて歯の中から出血がある場合、神経までダメージがある可能性があります。少し欠けているぐらいなら研磨やプラスチック(レジン)を詰める処置で済む場合があります。歯が大きく欠けて歯の中から出血し、神経が露出している場合は、神経の治療が必要になります。
③歯が動揺してないか確認
歯が動揺してないか確認してください。目で見てかなり歯の動揺が大きく、揺れが大きい場合は脱臼や亜脱臼、歯の破折の可能性があるので、できるだけ早く歯科医院に行って下さい。動揺があまり見られない場合は、そのまま経過観察で済むこともあります。
④歯が抜けてしまった場合
歯が完全に抜けてしまった場合、水道水などでは洗わないようにしてください。歯が抜けた後に元に戻すためには歯の周りについている歯根膜というものが大事になります。歯が抜けた後、歯牙保存液や牛乳につけて1時間以内であれば歯根膜のダメージが少ないため、再植できる可能性が高くなります。1時間以上経過すると、歯根膜細胞のダメージが大きくなり再植困難となります。
歯が抜けた場合は、牛乳か保存液につけて歯科医院を受診してください。
歯の変色について
①受傷直後の変色
歯をぶつけた直後は、歯の中の神経や血管がダメージを受け充血や内出血が起こることがあります。そのため、歯の色が一時的に淡い赤色やピンクっぽく見えることがあります。この段階の変色は一時的なもので、時間が経てば改善することが多いです。
②受傷から1週間~数ヶ月後の変色
しばらくしてから歯が黒っぽく変色してくることがあります。これは、歯の神経が死んでしまっている可能性があるサインです。たとえ受傷直後に歯科を受診して問題がなかった場合でも、その後に歯が黒くなってきたらすぐに歯科医院で再度診てもらうようにしてください。
③乳歯の場合
乳歯が変色した場合、その下にある永久歯への影響も考慮する必要があります。
・永久歯にすぐ生え変わる時期では、乳歯の神経が死んでいても、すぐに治療を行わず経過観察することもあります。
・レントゲンを撮って歯の根や周囲の骨に炎症がみられる場合は、根の治療をすることがあります。
・乳歯が変色しても根に問題がない場合、経過観察をすることがありますが、数ヶ月ほどで黒い変色が消えることもあります。
・症状が強く永久歯に悪影響を与えるリスクが高い場合は、乳歯を抜歯することもあります。
気になる変色があったら迷わずにかかりつけの先生に相談してみて下さい。
歯をぶつけた直後は、歯の中の神経や血管がダメージを受け充血や内出血が起こることがあります。そのため、歯の色が一時的に淡い赤色やピンクっぽく見えることがあります。この段階の変色は一時的なもので、時間が経てば改善することが多いです。
②受傷から1週間~数ヶ月後の変色
しばらくしてから歯が黒っぽく変色してくることがあります。これは、歯の神経が死んでしまっている可能性があるサインです。たとえ受傷直後に歯科を受診して問題がなかった場合でも、その後に歯が黒くなってきたらすぐに歯科医院で再度診てもらうようにしてください。
③乳歯の場合
乳歯が変色した場合、その下にある永久歯への影響も考慮する必要があります。
・永久歯にすぐ生え変わる時期では、乳歯の神経が死んでいても、すぐに治療を行わず経過観察することもあります。
・レントゲンを撮って歯の根や周囲の骨に炎症がみられる場合は、根の治療をすることがあります。
・乳歯が変色しても根に問題がない場合、経過観察をすることがありますが、数ヶ月ほどで黒い変色が消えることもあります。
・症状が強く永久歯に悪影響を与えるリスクが高い場合は、乳歯を抜歯することもあります。
気になる変色があったら迷わずにかかりつけの先生に相談してみて下さい。
乳歯の外傷でそのまま放置したら?
乳歯だからそのまま放置しても大丈夫ということはありません。乳歯の下には永久歯が控えています。乳歯の治療が必要で、そのまま放置してしまった場合、永久歯に悪影響が起きる可能性があります。永久歯の生える方向異常や形態異常が起きる可能性があります。外傷を受けて乳歯の見た目が問題なくても、外力により歯茎の中にある永久歯がダメージを受けていることもありますので注意が必要です。放置はせずに、かかりつけの歯科医院を受診してください。
まとめ
乳歯の場合、歯が変色しても歯の根っこに病巣がなければ、処置をせずに経過観察することもあります。歯の外傷は受傷してから数ヶ月後に症状が出てくることもあるため、半年程度は経過を追う必要があります。歯の外傷は乳歯と永久歯、そして歯根未完成歯と歯根完成歯で対応が異なり様々なケースがあるので、お子様が前歯をぶつけた際は速やかにかかりつけの歯科医院を受診されることをおすすめします。