ガムピーリング

ガムピーリングとは？

ガムピーリングとは、「ガム(歯茎）ピーリング(剥がす）」の通り、黒ずんだ歯茎の表面を剥がし落とすことで色を改善する治療です。特殊な薬剤を歯茎に塗ることで、歯茎の表面が一層はがれて、きれいな歯茎になっていきます。歯茎を健康的なピンク色にする審美治療です。

歯茎が黒くなる原因

①タバコ
一番大きな原因はタバコです。タバコの成分であるニコチンはメラニン色素を分解する働きがあるビタミンCを破壊してしまうため、歯茎や皮膚にメラニン色素が沈着しやすくなります。

②紫外線
紫外線はシミの原因としてよく知られていますが、歯茎も、紫外線で変色していくと言われています。

③口呼吸や日常的な刺激
強いブラッシングや食事、口腔乾燥など日々の刺激も影響していきます。口が常に開いてしまっている方、口呼吸が多い方も歯茎が変色しやすいと言われています。

④遺伝
遺伝的要因で歯茎が変色している方、もしくは変色していってしまう方もおられます。遺伝的な要因は治療をしても効果があまり出ない可能性があります。
 

治療法

①歯茎の色素沈着部位に薬剤を塗布していきます。
②塗布後3～5日間は歯茎が白くなります。自然に剥がれてくるので無理に剥がさないようにしましょう。
③2週間後を目安に状態をチェックします。

注意点

・適用できないケース
〇メタルタトゥー（金属イオンによる変色）が原因の黒ずみには効果がありません。
〇フェノール・アルコール類にアレルギーがある方
〇歯肉炎や歯周病などにより歯肉に炎症のある方

・術後の注意点
※ガムピーリング後刺激の強い食べ物（辛いもの、塩辛いもの、酸っぱいものなど）はお控えください。
※痛みに対する反応は個人差があり、やけどをしたようなヒリヒリ感を感じる場合もあります。
※ガムピーリング後2～7日間くらい歯茎が白っぽくなります。（1週間後辺りから白濁は消失し、健康歯茎の色調になってきます）