オーバーブラッシング

オーバーブラッシングとは？？

オーバーブラッシングとは、歯磨きの時にゴシゴシ力を入れすぎていたり、磨く時間が長すぎたりすることで歯や歯茎に傷がついてしまうことを言います。せっかく一生懸命磨いても、オーバーブラッシングを続けていると、歯がきれいに磨けていないだけではなく、様々なトラブルに繋がることがあるので注意が必要です。

よくあるオーバーブラッシングの例

①歯肉退縮
歯肉は繊細なので、繰り返しのブラッシング圧で歯肉が下がります。

②歯肉の傷
出血したり、上皮組織が剥離したり、口内炎になったりします。

③歯肉の肥厚（フェストゥーン）
ブラッシング圧で刺激された歯肉が分厚くなります。

④くさび状欠損
根面の象牙質は柔らかいので、研磨剤やブラッシング圧で簡単に削れてしまいます。

オーバーブラッシングを防ぐには？？

自分に合った歯ブラシを選ぶ
自分に合っていない歯ブラシを使うと十分に歯垢を落とせずに予防の効果が得られないばかりか、歯や歯茎を傷つけてしまい、かえって口腔トラブルのリスクを増やしてしまうことになりかねません。

正しい歯の磨き方を身につける
歯ブラシには手のひらで握る「パームグリップ」という持ち方があります。しかし、パームグリップは力加減の調整が難しいため、ペンのように握る「ペングリップ」がおすすめです。ペングリップで細かく磨くようにすると、汚れが落ちやすくなります。
歯磨きの方法や力加減の調整がわからない場合は歯科医院でブラッシング指導を受けてみましょう✨